アラジントースターでなめらかで固めなプリン。

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アラジンのグラファイトグリル&トースター(4枚焼き)で、15分の加熱時間でプリンを作るコツをまとめました。

プリンは私の大好きな食べ物です。なので作るときの配合や硬さについて研究するのが楽しすぎる。しかしプリン作りに正解はなく、甘さも固さも好みが分かれる食べ物ですが、今回は、

固め、甘さ控えめ(糖質控えめ)、ふわっと大人な味わいを感じさせるプリン

のレシピとなっています。

アラジントースターでプリンを作ると少量でも手軽にサクッとプリンを作ることができます。いろんな材料の組み合わせであらゆるプリンをアラジントースターで作ってきましたが、卵は使い切り、甘さ控えめ、毎日でも食べられるようなプリンが一番作る頻度が高く、おすすめしやすいレシピとして残しておきたいと思います。

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材料と道具

プリン作りに必要な材料は、卵、砂糖、牛乳が一般的。これらが組み合わされば「プリン味」になるのです。

しかし作ってみたはいいけど思ってたのと違う、そんな仕上がりになってしまうこともある。

使う材料の配合、加熱の仕方で大きく味が変わるんですね。プリンはシンプルな材料で作れるけど、繊細で奥深いもの。しかしポイントを押さえた作り方をしていけば難しいことはなく、好みの味に近づけていけます。

プリンに準備したい材料の考え方

今回は、以下のような材料を準備しています。

プリン液
  • 無調整豆乳・・・130ml
  • 全卵・・・Mサイズ以上のを2個
  • ラカンカ・・・25g
カラメルソース
  • グラニュー糖・・・30g
  • 熱湯・・・30ml(大さじ2程度)
  • 洋酒(コアントロー)・・・5ml(小さじ1)g

使う材料について順に説明していきます。

卵について

卵は全卵で使い切ります。

卵は卵黄を追加する場合もありますが、できあがるプリン液の容量がプリンカップの大きさにピッタリ収めたい願望がひとつ。また、残った白身は味噌汁や卵焼きに足して使う手があるけど、何日も寝かせておくわけにもいかないし、忘れることもあってあんまり分けて使いたくないなあという気持ちもある。

なので、卵はなるべくその都度使い切る。そうすれば次に作るときのハードルも下がる、という体感を得て全卵で作る方向にしました。卵黄追加したりして作るプリンも捨て難いけど、作りやすさを思うとね・・

大きさはできればMサイズ以上の卵を推奨します。しかし小さい卵だからプリンにならないというわけではないです。

卵のサイズによって量が大幅に変わってしまうと、豆乳や牛乳の配合のバランスも崩れます。つまり理想の時間と固さに仕上げにくくなってしまう恐れもある。

私はいつもMサイズ以上の卵で作っているので、成功率をあげるために念のため同じくらいのサイズを使って欲しい、そういう気持ちからです。

卵のサイズ全卵卵黄卵白
Mサイズ50g20g30g
Lサイズ60g20g40g
※データはcookpadからお借りしました。参照→ https://cookpad.com/cooking_basics/5963

本来は卵黄と卵白を別々で準備し、それぞれの配合も細かく決めていくのが正確なレシピです。

ですけど、料理だけでなく他のことにも忙しい中でそこまでこだわるのもしんどいですし、手軽に美味しくプリンが食べたいだけならそこまでしなくても全く問題ありません。加熱時間がちょっと長くなるかもしれないなとか、そういう話が追加されてしまうということでした。細かいんですけども。

豆乳か牛乳かそれとも別のミルクか

豆乳を使っているのは糖質を抑えるためとでもありますが、一番は乳製品に気をつけないとお腹がゆるくなってしまうからというところからです。体質ですね。

乳製品に問題がない場合は、普通に牛乳を使ってもらって大丈夫です。また、アーモンドミルクでもオーツミルクでもちゃんとプリンになれます。もちろん味わいは変わります。アーモンドミルクとか使うとさっぱりした味わいになるとかね。

無調整豆乳は癖が強いのが多いんですが、マルサンアイの「有機豆乳無調整」はとても無調整とは思えないくらいサラッとして飲みやすいです。豆乳は開封しなければ常温で保存できるので、買い置きもしやすくて期限を気にしながら使う牛乳よりも扱いやすいのもいいです。

もし癖の強い豆乳を使うしか選択肢がない場合は、私は豆乳入りのホイップを足して使うこともあります。だいたい分量の20%くらいを目安に入れるという具合に。

130mlの豆乳を使う場合は、【豆乳104ml】+【豆乳入りホイップ26ml】が正確な分量になりますが、卵の大きさによって多少前後することはやもえません。濃厚で刻のある味わいにしたいときは、もっといっぱい使ってもいいですしね。その代わり油分が増えていくと固める時間がちょっとずつ伸びていきます。

この乳製品を使っていない豆乳入りホイップは売っているところが少ないのが難点ですが、ちゃんとホイップできますし、コーヒーゼリーにかけて食べても美味しいです。料理に使ってもクリーム感がしっかりでます。うっかり加熱しすぎると分離するのですが、上手に仕上げに使うと一気に深みを出してくれる、なかなか便利なやつです。

砂糖について

カラメルソースを作るには、合成甘味料ではうまくいかないので、グラニュー等や上白糖などを使うほうが間違いありません。

プリン液に使う砂糖は好みの甘さで決めて大丈夫で、砂糖を入れないからプリンにならないというわけではないです。適正温度で加熱すれば卵の力でちゃんと固まります。

ぶっちゃけ、糖質をとりたくないなら砂糖なしでもいいんです。でも、少しでも甘みがあることで卵のコクとかミルク感が際立つ部分もあるわけで、全く使わないよりは少量でも入れたほうが満足度高いかな。

砂糖なしで作るときれいに全体に均等に固まります

実際に同じ条件で加熱しつつ砂糖なしのプリン液でプリンを作ってみたことがありますが、砂糖が入っていないほうが固まりやすく、固めに仕上がる傾向があります。砂糖が多く入っているほど固まりにくくなる、というか固まるけど固まり方が変わってくるようです。つまり、食感の違いが出てくるというか。

甘味料については、さまざまですね。砂糖の代わりにバナナやさつまいもを使ったり、みりんを使って甘さを活かす方法もあります。好きなシロップをかけて食べるのも自宅でプリンを作る醍醐味でもあるので、いろんな甘さを試してみるのも楽しいです。

ラカンカは、砂糖と同じ分量で使える糖質を控えた甘味料です。グラニュー糖にくらべて少し溶けにくいので、人肌にあたためた豆乳やミルクで溶かしてから使うのは絶対ですね。有名なのか「ラカント」の方ですが、それよりもお安く買えるので我が家では重宝してます。

プリン作りの材料の配合目安

材料の配合比率は重要なところです。特に卵と豆乳(牛乳)の比率が大きく変わりすぎると、求めている硬さから遠のいていきます。

私の出しているレシピの配合は、短い時間で固めるためにほぼ1:1で仕上がりも「かため」な配合になっていますが、以下の配合が一般的な基準になります。

やわらかめふつう
卵:牛乳1:31:2
プリン液の配合の目安

ちなみにプリンの黄金比率は、「卵:牛乳:砂糖=1:2:0.5」と言われていますが、個人的にはこの配合では薄く淡白な感じがするので、「かため」の配合で作るのが好きです。

卵を割り入れて卵の中身の分量をみながら材料を準備してみると、好みの味の研究に役立ちます。

この比率を基準にどれくらいの分量を作りたいのか、手持ちのプリンカップのサイズと合わせてバランスを整えましょう。

洋酒について

洋酒は香り付けです。プリンといえばバニラエッセンスやバニラオイルがよく使われますが、好みの洋酒で香りをつけるのもおすすめです。

プリン液の方へ少量加えて香りをだしてもいいのですが、私はカラメルソースに入れるほうが好きですね。カラメルの苦味と洋酒の香りがすんごく奥深く上品で大人な味わいになるんですよ。

甘さだけでなく香りも出していくと、砂糖を控えたお菓子でも満足度高いものになれます。ブランデーやウイスキーもいけますが、香りが甘いタイプが使いやすいですね。

ラムホワイトはお菓子作りコーナーに置いてある定番商品ですが、断然オススメなのはコアントローやグランマルニエです。どちらもオレンジの香りが漂うものですが、コアントローの方がスッキリした雰囲気でしょうか。

コアントローはジャムやソースを作る時に爽やかに仕上がりますし、カスタード系にもよく合います。フレンチトーストを作る時とか、チーズケーキにもいいし、スポンジケーキに塗るシロップに使うのもいいよね。

一方グランマルニエの方は、しっかりとしたオレンジ感。

なのでオレンジと相性がいいチョコ味に本当にマッチします。生チョコやトリュフを作るときもこれ使うと一気にパンチのきいた高級チョコぽい味わいに格上げされます。

どちらもカクテルとして炭酸水で割ってレモンをそえるとかして、普通に飲んでもいいものです。
柑橘系のフレーバーが好きならきっと気に入るはず。

準備したい道具

使う道具にこだわりはないですが、私は以下のようなものをいつも使っています。

ボウルやホイッパーは何でもいいけど、大きめの計量カップ(500ml入るやつ)と目の細かい茶こしは私の中では必須。軽量カップにプリン液を濾して流し込んでおくとプリンカップに注ぎ入れるのがラクだからやめられない。

それに計量カップ使うとどれくらいの分量のプリン液が準備できたのか明確に分かります。次のプリンづくりのときに比較しやすいんです。

この他に、

プリンを蒸し焼き(湯焼き)にするのに使うお湯も準備しておきます。熱湯じゃなくて、50度から60度くらいのお湯がちょうどよいです。

アラジントースターのグリルパンはフタ付きで使いますが、中にキッチンペーパーを敷いてここにお湯を注ぎ入れて、蒸し焼きにするという流れです。滑り止め的なところもありますが、グリルパンとプリンカップが直接ついてしまうと部分的に温度が上がって「ス」ができやすくなってしまいます。間にクッションをかませて、緩やかに熱を伝えていく効果を狙っています。

もちろんキッチンペーパーじゃなくても、さらしとかきれいな布巾とか使ってもよいです。

プリンカップについて

意外と大事なのがプリンカップの素材とサイズです。

80度くらいの低温でじっくり加熱し続けることで卵がゆっくりと固まってなめらかなプリンになるのですが、プリンカップの素材は熱の伝わり方がやんわりとしている方がきれいに仕上がります。

オーブンだとそこまで気を使わなくてもいけるんですが、トースターは庫内が狭く、熱源が近いせいかどうしても熱伝導率のいい金属製のカップを使うと「ス」が入りやすいです。できなくもないけど油断してるとすぐ温度が高くなりがちなので、いかに均等に熱を入れるか、そこがポイントになってきます。

そういうわけでできれば陶器やガラス製を使うのがおすすめです。

今回プリン作りに使っている耐熱ガラス容器は、セリアで購入したものです。大きさがちょうどよかったので。しかし数年前までは100均のものでも問題なく使えてたんですが、最近のは品質が落ちたかも・・。開封してから気がついたけど、結構作りが雑でまいりました。買うときに歪みがわからないようにパッケージングされてるのが、なんとも・・。ここにもインフレの影響が・・。

今回動画を取るために購入しましたけど、数年ごとに置いているサイズや形が変わるのもしんどい。
同じものを買い足そうと思っても、買ってみたらサイズが違ってたという私の経験から語れることは、「何度もプリンを作るなら、100均じゃないものを買いましょう。」です。まあ、そりゃそうなんですけどね。

上記のようなココットタイプがおすすめ。一応高さが5cm程度までの容器であれば、グリルパンの蓋を使って仕上げられます。

使う前に容器に水を入れて計測し、どれくらいの分量のプリン液を準備するのがよいのか計算してから始めると材料に無駄がありません。

耐熱ガラス製ならなんでもいいのか?

耐熱仕様でガラス製なら問題ないかと思いきや、実はそう単純ではありません。

レンジにかけられる耐熱性のフタ付きの保存容器でもいけるのか試してみたのですが、ガラスの厚みが増すと熱の伝わりが弱くなってしまうので同じ温度と時間では固まってくれませんでした。

丁寧にじっくり加熱されるから大変綺麗な仕上がりにはなるんですけど、いかんせんできあがるまでの時間が倍以上かかてしまう。

プリンを1~2個作るのに数十分待っているのも辛いので私はあまり推しませんが、時間をかければできるということは伝えておきます。

また、プリンカップの容量が大きくなっても加熱時間を多く使います。中心まで温度を上げるのが大変になんですよ。大盛りプリンは魅力的ですが、作るのにとても時間がかかるものだとご理解ください。

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プリンの作り方

それでは、いよいよプリンを作っていきましょう。

カラメルソースの作り方

王道なやり方で、カラメルソースから作っていきます。

鍋にグラニュー糖30gをいれてて中火にかけます。水は入れなくていいです。

そのまましばらく待っていると、グラニュー糖がとけて透明な液体に変化していきますが、かき混ぜてはいけません。鍋を動かして液体を動かし、まだ溶けていないグラニュー糖と少しずつなじませていくのです。透明な液体はいづれ、カラメル色に変わっていき、シュワシュワと泡立ちながら、その色をどんどん濃くしていきます。手元にグラニュー糖と同量かそれ以上の熱湯を準備しておきましょう。

色づき始めるとみるみるうちに濃くなっていくので、絶対に目を離さず、熱湯をいれるタイミングを測ってください。

ここだっ!!という色のところで、熱湯30mlを入れ、火はとめます。めちゃくちゃ熱いのがハネてきて結構危険です。お湯入れた瞬間に速攻で蓋を閉めるの推奨です。飴上の液体が皮膚につくと洒落にならないくらい熱くてもだえます。(実感では揚げ油よりもきついイメージ)カラメルソースは真剣に向き合うべきです。

ジュワジュワしてるのが落ち着いたら蓋を取って、洋酒を加えます。アルコールが気になるなら、もう一回火をつけて一旦煮立たせればよいです。

なんかカラメルがお湯と馴染んでないなーというときは、もう少しだけお湯を足して再度火をつけて、溶かしながらトロミのつく硬さまで煮詰めて調整してください。

そうして作ったカラメルソースは、まだ熱いうちにプリンカップへ入れておきます。ソースがゆるすぎると後から注ぐプリン液と混ざってしまうので、ある程度固さをあるのが好ましいです。熱いうちはトロミがある程度のやわらかさでも冷めると固まってくれます。

プリン液の作り方

次にプリン液の作り方。

せっかくカラメルソースを作った鍋があるので、そこへ豆乳130mlとラカンカ25gを入れて火にかけて少し温めながらラカンカを溶かしておきます。

カラメル作った鍋ってこびりつきを洗うのが大変なので、こうしてプリン液に溶かしてしまえば鍋もきれいになるし、プリン液にも香ばしさが加わって一石二鳥というわけです。ただしガチガチに温め過ぎると、卵と合わせたときに卵が固まってしまうので、やり過ぎ注意。フツフツしてきたところで火をとめてかき混ぜて砂糖を溶かすことに専念しましょう。ザラザラ感がなくなってれば大丈夫です。

豆乳や牛乳を温めることは「ス」の入りにくいプリンを仕上げる要因になってるらしいです。液体に溶け込んでいる気泡を温めることで外へ出すことができるとか。また、砂糖を加えて温めると牛乳や豆乳に膜を作りにくくする効果もあります。

溶けたらボウルに卵を割り入れてよくほぐし、その中へぬるくて甘い豆乳を入れてまぜ合わせます。

そして仕上げに茶こしでプリン液を濾す。

これのひと手間が、なめらかなプリンの第一歩です。

濾したプリン液をプリンカップへ均等に流し込んでいきます。この作業が、計量カップだとラクなんですよ。

プリン液を入れたら、表面にできた気泡を取り除きます。一応これもやると、仕上がりが綺麗になってなめらかさがでます。チャッカマンなどで炎を気泡に軽く近づけるだけで簡単に消せます。食品に噴射しても大丈夫なアルコールでも泡は消せます。(パストリーゼとか)

これで、あとは焼き上げるだけです。

アラジントースターの設定温度とタイマーの目安

グリルパンには準備していたお湯を2cm程度まで注ぎ入れます。

あとは、蓋をつけて以下の条件でタイマーをセット。

アラジントースターの設定温度 120度
タイマー 15分

これで、きれいに焼き上がります。

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冷ますときのコツ

出来上がったプリンはある程度冷めてから冷蔵庫に入れたいところですが、常温で冷ますのも時間がかかります。なので、グリルパンの中身をお湯から水に交換すればそのまま容器をつけて早く冷ますことができます。なにげに便利。

触っても熱くない程度まで冷めたら、ラップをつけて冷蔵庫へ。

あとは、好きなタイミングで食べるだけです。すぐ食べたいけど1日寝かせたほうが美味しいかな。

ちなみに、冷まして冷蔵庫で保管することを思えばキャップ付きたいぷのプリンカップは便利ですよね。プリンカップの高さがあるので、こういった容器を使う場合は、グリルパンの蓋を使用せず、追加で長めにタイマーをセットすれば作れます。

まとめ

自宅で食べ切りで自分好みのプリンを作れるのは、プリン好きとしては最高としかいいようがありません。適度な分量のプリン液と容器さえ準備できれば、あとは15分の加熱時間で手放しで作れるのがアラジントースターを使うメリットです。

材料の配合を変えると15分で仕上げるのは難しくなることもあるんですが、好きな味のプリンを作れるって幸せなことです。アラジントースターでプリンを作るといろんな検証もはかどりますので、参考にしてみてください。

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