真っ白なシャツをうっかり塩素系漂白剤で赤く染めてしまい、めちゃくちゃ焦りました・・・。しかし、もうダメかと思いきや、あるものを使えばちゃんと元に戻せるんですよね。なぜ塩素系のハイターを使ったら赤くなったのか。赤くなった原因と、もとに戻す方法を書いています。
塩素系漂白剤を使わざるを得なかった状況がありまして。
先日娘の誕生日に新しいリュックを買ってあげました。それで、喜んで新しいリュックを学校に背負っていったんですけど、リュックの背中とベルト部分の色移りが起きてしまいました。
娘の夏の制服は白のブラウス。白地にドス黒い汚れをガッツリつけて帰ってきました・・・。
最初は水洗いで揉んでみたけど、案の定全く落ちる気配はなし。わりと万能にセスキ炭酸ソーダ水が汚れに効くので、スプレーしてみるも汚れは浮き上がらず。
そこでシミがつけばよく使うのが、酸素系の漂白剤ブライトW。
酸素系の漂白剤はわりと生地を傷めにくいのでうちではよく使います。なのでいつもどおりブライトWを直塗りして少し置いてみて、歯ブラシで叩いてみたりしたけど少し薄くなったもののきれいに落ちる気配はありませんでした。
どうしたもんかと悩んだ結果、最後の手段として塩素系の漂白剤の存在を思いつきます。
その漂白能力はとんでもなく強力なので、決して色柄物には使ってはいけませんけども、白いシャツだからこそ使うことができる塩素系のハイター。
しっかりすすいだ後に2倍くらいに薄めた濃いめのキッチンブリーチ(これしか家になかった)を歯ブラシにつけながらシミ部分だけちょんちょんと叩いてみたら、色移りは無事にキレイにとることができました。ふぅ。
もうダメかと思いましたが、白いシャツだから色落ちを気にせず強力な塩素系漂白剤を使えたわけで、この時ばかりは白でよかったとホッとしました。
ついでに黄ばみも落とそうとして起こった悲劇。
ドス黒いシミはとれたので、この機会に気になってた他の部分の汚れも落としたくなりました。
白いシャツって普通に洗濯していても、だんだん部分的に汚れが落ちないところがでてくるんですよね。特にエリとか袖口とか。よく見ないと分からないけど、なんか薄っすら汚れてる、みたいな。
なるべく洗濯機に入れる前に予洗いしたりして気をつけてはいたんですけど、それでもどうもスッキリ落ちきれない微妙なくすみが残っていました。これって酸素系の漂白剤でつけ置き洗いしても、いまいちすっきり落ちないんですよね。
ここはついで。塩素系漂白剤ならこの汚れも落ちるであろうと、シミ抜きのついでに白くしたい袖口にちょんちょんと塗っていきました。
すると、・・・!?
白くなるどころか、あろうことか漂白剤つけたそばから突然袖口がピンク色に染まり出したのであります。
い、一体何が・・ていうか、マズイって・・・!!!
泡食って漂白剤を落とすべく、白い制服を必死に何度も水で濯ぎましたが、赤く染まった色は一向に落ちてくれず。結局新しい制服買わなくちゃダメなのか・・・・
もはやこれまでかと肩を落とし、とりあえず、なんで赤くなったのかだけでも調べてみようと探してみたらこんな情報がありました。
日焼け止めクリームなどを使っているとそれが洋服に付き、
塩素系漂白剤で赤くなることがあります。
↓花王のサイトにあります。
http://www.kao.com/jp/soudan/sos/bleach_07.html花王では自社製品を使うように薦めてますが、普通の洗濯用固形石鹸
(ケイ酸塩入り)が一番落ちます。付いている日焼け止めが赤くなっているだけなので、それを洗い落とせば
いいんです。お湯を使って、固形石けんをたっぷり使ってアワアワにして揉み洗い
をして付いている日焼け止めを落とせば赤い色もおちます。
日焼け止め!
そうです、夏場は日焼け止め確かに使ってます!洗濯しても日焼け止めが落ち切れていなかったというわけなんですね。日焼け止めが付いていたことに気づかず、塩素系の漂白剤を使うと赤くなる。これは知らなかった・・・。
つまり赤くなった部分は、日焼け止めがついている部分。服についている日焼け止めをきれいに落とせば、赤い色はとれてキレイになるという。
そして、日焼け止めを落とすには、固形石鹸が効くらしいというじゃないですか。慌てて買いに行きました。
塩素系漂白剤で染まった赤い色はきれいに落ちます。
情報ではケイ酸塩入りの石鹸でってあったんですけど近所のお店にはウタマロしかなかったので、仕方なくウタマロ買ってきて、石けんをすり込んでやさしくもみ洗いしてみました。
少しばかりもんでも完全に落ちきれなかったので、
さらにぬるめのお湯につけて半日くらい放置してみるなど。ぬるめのお湯につけたのは、汚れ落ちをよくするためです。
しばらくつけ置きした後にぬるま湯でしっかり濯ぐと、ものの見事に赤い色は落ちました。あとは、普通に柔軟剤でリンスして干せばよいだけ。
むしろかなりキレイになったので怪我の功名というものであります。本音はドキドキだったんですけども。
固形石けんの違い。
石けんについていろいろ調べている時に、蛍光増白剤入りとか無蛍光とか、ケイ酸塩入りとか成分がいろいろあるんですね。固形石けんでならどれでも同じかと思ってたんですけど、そうじゃないみたい。購入するときは成分表示を確認してから買いたいところです。
まず、ウタマロ石けんは蛍光増白剤入り。
蛍光増白剤入りは、漂白効果もあるので白いものにはすごく効果的。白い靴下もウタマロで洗うと本当によく汚れが落ちます。
いつもは酸素系漂白剤(ブライトWやワイドハイター)や液体の洗濯洗剤でもみ洗いしてたんですけど、使ってみると明らかに汚れが落ちるスピードが違います。ただし白くするということは、色柄ものは色落ちの危険があるので、使うなら本当に白いもの限定ですね。
で、ケイ酸塩入りのこちら方は色柄ものでも使えるタイプ。いくつかいろんな種類があります。
ケイ酸塩(アルカリ剤)入りの石けんはとにかく油汚れに強いらしいです。なので、油分の多い食べこぼしとか皮脂汚れに効くのは、ケイ酸塩入り石けんが効果的なんですね。化粧品や日焼け止めも油分が多いのでケイ酸塩入り石けんの方がよく落ちるというのも納得できました。
蛍光増白剤が入っていなければ色落ちの心配はありませんし、ここら辺は使い分けていきたいですね。
私の住んでいるエリアでは、ドラッグストアよりもホームセンターの方が汚れ落ちのいい固形石鹸の取扱が多いように思います。
歴史あるものにはワケがある。
石けんを使うと普通に洗っても落ちないエリや袖のよごれ、靴下なんかは本当によく落ちます。雑巾を洗う時も本当におすすめ。匂いもわりと落ちます。どうしても落ちない汚れがでてきたら、まずは固形石けんで洗ってみて、それからいつもの洗濯機の方向が基本だなあと改めて思うわけです。
そういえば母が昔、父の作業着を洗う時は固形石けんを使ってたのを思い出しました。手洗いする母の背中を見ながら、子どもの頃は洗濯機使えばいいじゃんと安易に思ってましたけど、自分も親になった今となってみれば面倒でも家族の服を手洗いする意味が分かる気がします。
どちらもお店で昔からよく見かける石けんだけど、めんどくさくて使う機会がなかったわけですが、今回のことをきっかけに石けんの良さを思い知りました。
後日、ケイ酸塩入りの石鹸でも同様に赤くなった袖口を洗ってみました。確かにウタマロよりも白くなるのが早かったです。でも靴下あらいはウタマロの方がよく落ちる印象でしたよ。
まだ他の種類を使っていないのでなんとも言えませんけが、メーカーなんかでも違いがありそうですね。とりあえずこの機会にどちらのタイプの石けんも常備しておくことに決めました。
もし「におい汚れ」も落とすなら。
油を含んだシミ汚れには「石鹸」がききますけども、「におい」を落とすなら別の方法になります。石鹸で目立つ汚れを落としてから、酸素系漂白剤やクエン酸を使うようにすると、気持ちよくきれいになります。ただし、クエン酸を使う時は塩素系の漂白剤と混ざらないように注意が必要です。
コメント
襟が変色してしまったブラウスをクリーニング店に持っていったら、男性用シャツの倍以上のお値段^^;
困っていたらこのサイトにたどり着きました。
非常に参考になります!ハイターだと生地を痛めそうですし><
石鹸情報をこんなに、ありがとうございます^^ためになります☆ミ
コメコメさん
コメントありがとうございます!
洗濯石鹸は本当に汚れがよく落ちますよ。あまりゴシゴシやるとさすがに生地を傷めてしまいますけど、よく泡立てたり、少しぬるめのお湯を使うことで一気に洗浄力がアップします。
つけ置き洗いするより若干手間はかかりますが、汚れがすっきり落ちるとやっぱり気持ちいいですしね。ロングセラー商品には理由があるんだなあと思いました。
お役にたててうれしいです。ぜひまた遊びに来てくださいね(*^-^*)
黄色く黄ばんだお気に入りのトップスをハイターにつけたら真っ赤に染まってしまい、息の根が止まるかと思いました(。´Д⊂)捨てるか……捨てる前にネット検索したらココにたどり着いて、書いてある通りにしたら元通りに☆本当に助かりましたー!!!!ありがとうございました!!!
まっきーんさん、コメント残していただき、嬉しいです。ありがとうございます。
大事な服がみるみる変色していく姿・・あれは衝撃でした・・。ほんとにショックでした。
被害者を減らすべく記事にしましたが、無事に元通りになってよかったです(*´∇`*)