カウンター下に限らず普通にどこにでも使えます。要は普通の収納棚なんですけども。
できればカウンターに合わせたサイズで収納場所を確保という願望はあっても、既製品でお値段的にもサイズ的にもしっくりくるものを探すのも労力がいるわけで、新しいの買おうかどうか悩んでいるうちにとっくに1年過ぎてしまいました。
なんかもう自分で作ればよくね?という気持ちになって、作ったのはこれです。
高さ750mm×横幅538mm×奥行き300mmの収納棚2個分で、4000円ちょっとで作れました。
サイズはもちろん材料費の計算もしつつ、今後の活用の幅が広がることを想定してして作ったんですけど、これで完成形というわけではなくて気が向けば後から更に修正したり手を加えたりすると思います。
とりあえず第一段階として、ということで。
強度と金額を考えまして棚を2つに分けました。
棚を2つに分けたのには一応理由がありまして、棚をこしらえる前に頭の中でもんもんとこんなことを考えました。
最初に欲しかった棚のサイズは、高さ750mm×幅約1000mm×奥行き300mmという寸法のものです。
考えたとおりのサイズに忠実に作っても構わないんですが、ちょっと問題があるなあと思いまして。
・将来この棚の設置場所が変わって、本棚とかにするかもしれないし。本の重さはバカにできません。どうせ作るなら長く使えるものを作りたい。
さらにこんなことも思いました。
・いつになるかわからないけど、また引っ越す日もくるであろうといういことでバラして運べる方がいい。
・しかもバラせると別のものに材料を再利用できたりする。
・ていうかバラせないと万一不要になった時に捨てるのが大変になるし。
それから幅1m近くのサイズでたわみの心配がなく作るというのは、予算と私の技量では厳しいのでありました。材料代を計算してみても、長い木材を使うよりは短いサイズで作る方が安くあがるわけです。
というわけで今回は棚を2つに分けて作ることに落ち着いたのでした。
棚の材料と切り分け。
今回は棚の材料はこれでいきました。
【高さ750mm×横幅538mm×奥行き300mmの収納棚2個分】
・1×4材(19mm×89mm)6フィート(約1820mm)・・6本・1×1材(19mm×19mm)940mm ・・6本
・押入れすのこ(750mm×330mm×厚さ30mm)・・8枚
・ダイソーの大量に入ってるネジ(電動用、皿タッピング)長さ25mm・・1つ
・ダイソーの大量に入ってるネジ(電動用、皿タッピング)長さ32mm・・1つ
・その他 やすり、木工用ボンド(必要であれば)
これで総額4,172円かかかかってます。道具代は別途です。
使ってるすのこは押入れ桐すのこ4枚セットと同じサイズです。
棚は同じものを2セット作るだけなので、とりあえず1個分の作り方をまとめておきます。
一つ分の棚はこんな感じになってます。
すのこは主に棚板と背板に使用しています。背板はともかく、棚板はすのこでなく、全部1×4材を板継ぎして棚板とした方が間違いなく丈夫なんですけど、まだ板継をやったことがないので簡単に扱えるすのこを使うことにしました。
【※拡大図をみる】
棚板と背板になるすのこ4枚はこのようにカットします。
【※拡大図をみる】
カットすのこは完成図ではこの部分に。
【※拡大図をみる】
1×4材(1820mm)は、3本使います。両サイドの柱になる部分と天板部分。高さと幅がこの部品で決まります。
1×4材はこんな風に使われます。
【※拡大図をみる】
1×1材は棚板を支える部分に使います。この長さで奥行きが決まります。一本だけちょっと多めに余りが出ちゃうんですけど、また何かの時に使えるのでとっておきましょう。
1×1材はこのように棚受けに使われます。
切った木材を組立てる。
材料をカットしたら、あとは、ネジを使って固定していけばOKです。いろいろ方法はあると思いますが、私は先に両サイドを作りました。
【※拡大図をみる】
750mmにカットした1×4材に300mmにカットした1×1材を上下とも固定します。(赤い点はネジを入れたところ)
この時、上の方は天板が乗るので1×4材の厚み分の19mmあけて固定します。
下の方は、お好みの高さでいいんですけど、私はフローリングワイパーがゆっくり入る隙間を作りたかったので、床から50mm離して固定してます。これを2枚作ります。
ちょうどこの部分ですね。
次に天板と一番下の棚板を固定します。ここがちょっと垂直を保って固定しないとならないので、壁によりかけながらやるとか、誰かに抑えてもらいながら固定するとか工夫が必要ではあります。
背面の背板も固定します。下駄は外側にします。もしかしたら天板先につけるよりも背板を先につけた方が楽なのかもしれないですけども。
あとはお好みの高さで棚受けと棚板を設置すればよいです。
こんな感じに仕上がります。部品を色分けしてみましたが、分かるでしょうか。これを2つ作れば、カウンターに合わせて横長なシェルフが出来上がります。
というわけでなかなかスッキリと収まってくれました。サイズは100円ショップのカゴがきれいに3つ並ぶ幅で作ってます。薄いすのこを棚板に使っているので、棚板は後で修正するかもしれませんけど、今の所はこれでいいです。
上部の天板部分はわざとずらしてつけて、つっぱり棒で目隠しカーテンを設置できるようにしました。
そしてこうなった、と。
ネジ止めで全て固定してるんですが、木工用ボンドも使うとさらに強度があがること間違いななしです。
それと、あまった木材はまた別のものに生まれ変わることができます。なので、捨てないで余すことなく使っていきたいですね。
なお、ここで使った1×4材の余りはキッチンのゴミ箱を一気に動かすための台車に使いました。
それから、すのこを切って余った部分はミニ棚をこしらえてみました。これにてちょっぴりスペースが有効活用できます。

追記:後から棚板を1×4材で作り直しました。
数年後、棚板を作りなおしました。
DIY専用のブログを立ち上げたので、こちらで詳しく書いています。

今最初から作るともっとキレイに作れるんだけどなあ・・・と思いつつ手直しいれました。
最初の土台のカットが下手くそだったので、棚板を直したとしても多少歪みがあるんですけども、これはこれで愛着があって使い勝手は良好です。
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