「片手でテープをハリマウス」っていう文房具を購入しました。これ使い慣れると結構いいんですよね。
事務作業をしていて封筒を閉じる作業(封かん)をする時にセロテープを使うこともあるんですが、セロテープってビーって引っ張る時にどうしても自分の指紋が着いちゃうじゃないですか。
別に悪いことしてるわけじゃないんですけど、相手に渡った時に指紋がベタッと付いてるとなんか申し訳なくてですね。
もっと気になるのは、プレゼントを包装する時です。色付きテープならそういうの目立たないですけど、透明のテープだと一部白くなってるのがなんかあー・・・って残念な感じがしちゃうというか。まあ、気にしたらキリがないような細かいことなんですけどね。なんとなく。
なんと、ハリマウスを使うと指紋がつかないのです。
ハリマウスって名前からはピンときにくいんですが、修正テープやテープのりに近い形をしています。
使用しているテープのサイズは巾12mm×13m巻のクリアテープ(透明のテープ)で、これが簡単に貼り付けられる仕組みになってます。
基本的にテープを貼りたいところに、ハリマウスを押し当てながら滑らせ、適度なところで離すだけでテープが貼れちゃいます。初めて使った時はあまりに気持ちよく簡単にテープが貼れるのでびっくりしました。
貼った後もきれいで、切り口が一般的なセロテープのようにギザギザしていないところもいいですね。
しかしいいのか悪いのか、専用のテープは超低剥離力で、はがれにくいテープなので貼り直しが厳しいです。そこは紙質にもよるかと思いますが、一発できれいに貼れないと、扱いが難しく感じてしまうかもしれません。
でもまあ、テープそのものに触れることはないので、貼ったテープに指紋がつかないっていうだけでも私の中では結構有り難いんですけどね。
ハリマウスはこんな仕組みです。
カチャカチャと上のカバーみたいなところが方が動くようになってるんですが、
閉じるとテープが出てくる仕組みになっています。
カチャカチャ空押しをしまくってると、どんどんテープが出てきます。一度出てきたテープは戻すことはできないので、むやみにカチャカチャしない方が賢明ではあります。
テープは中に歯が設置されていて、そこで切れる仕組みになっています。
テープを切る歯は奥に引っ込んでるので、指でも突っ込まなければ怪我はしにくいと思います。しかし普通に使っている分には歯が外に出ることはないんですが、
テープが切れにくい時に使う、白い突起部分(ボタン)を押すと歯が動きます。
歯は鋭利なので指を突っ込むと怪我をする恐れは充分にあります。なので、小さなお子さんにいきなり手放しで与えるのはおすすめしません。使うときは大人と一緒に。まあ、どんな文房具もそうですけどね。
一応使わない時は保護カバーをつけておくと、歯は隠れます。使い終わったら、しっかりフタをしておきましょう。
ハリマウスの基本的な使い方。
使い方は非常にシンプルです。テープのりを使ったことがある方なら、直感で感覚がつかめると思います。
ハリマウスを使う時は、保護カバーを外してローラー部分を紙に押し付けて、ピーっと後ろの方に動かすとテープが貼れます。
最後は、紙からハリマウスを離すとテープが勝手に切れるようになってます。紙から離す時は、ちょっと後ろに引き気味で紙からパッと離すとうまく切れます。
切れない時は、白い先端のボタン(白くて出っ張っているところ)を押しながら後方に引くとテープがスパッと切れますよ。
ハリマウスをうまく使えないときは。
しかし簡単にテープが貼れるのはいいのですが、慣れないと狙った場所にまっすぐに貼るのがちょっと難しかったりします。
ハリマウスを動かしていくと直線に沿って貼りたくても、テープがクリアーすぎてよくわからなくなるんですよ。しかも動かす動作も軽いので直線からズレて曲がりやすいんですよね。
基本的にハリマウスのお尻の方をあまりあげ過ぎないようにしながら後ろに引っ張ると、わりと思い通りに貼ることができます。
しかし曲がると貼り直しがきれいにできなくなるので、確実に一発できれいに貼りたいわけです。そこで、うまく使いこなせん!!ってなった時は、あえての空押し戦法で使ってみてはどうでしょうか。
私が編み出した方法ですが、これならまっすぐに貼れる成功率高いです。実際に相方さんにも伝授したところ、こりゃいいね!とお褒めの言葉を頂きました。
まず、あえて空押ししてテープの先を少し出します。ホントは空押し禁止って書いているんですけど、おかまいなしです。
テープの先を貼り始めの目的の位置につけたら、
ハリマウスを紙に押し付けずに軽く浮かせた状態で後ろに引いて、テープを少しずつ引き出します。貼り終わりの位置付近でそっと紙にテープがくっつくようにして、
最後は、白いボタンを押してテープを切ります。こうするとテープを貼る位置が掴みやすいので曲がらずに貼ることができるんですよ。
最後のテープを切る位置は、少し手前で考えた方がうまくいきます。
しかしこれは公式のやり方ではないので、空押し戦法は自己責任でお試しください。
ハリマウスのテープ交換も簡単。
見た目は複雑な形ですけど、テープの交換は意外とシンプルです。
ローラのあたりを先に下に動かすと、
パカッと中身が開きます。
あとはテープの先を歯車がついてるローラあたりまで引き出して、所定の場所にテープをはめ込みます。あんまり長くテープの先を出しすぎるとテープが絡まるので注意しましょう。
フタを締める時は、先に開いた部分を戻してから大きい方のカバーも締めます。最後に一回空押しするときっちり元通りに収まります。
交換テープは2個入りで270円くらいで売ってますけど、3Mの巾12.7mmのメンディングテープでもサイズが近いので違和感なく使えました。100均でも売ってるので、こっちの方が今のところは手に入りやすいかもですね。メンディングテープは色が白いですけど、曲がっても貼り直しできますよ。
セロテープも使えなくはないんですが、使いこなすには難易度あがります。セロテープの質というか、粘着のりの感じが使いにくいんですよね。これでセロテープも使えると最高なんだけどなあ。
※テープの詰め替えの交換方法がわかりにくいとのご指摘がありましたので、以下に公式サイトのリンクを貼っておきます。
ハリマウスを持ち歩く時に便利なケース。
外に持ち出す時、カバンにそのまま入れると中で空押しされまくって、テープがムダになる可能性もあります。そこで、持ち歩く時は立てて使えるペンケース、コクヨのネオクリッツを使ってます。
ネオクリッツならハードカバーとまではいかなくても、適度な硬さとクッション性があるので非常にちょうど良いんですよね。
ハリマウスの他にもペン2本、交換テープ2巻、付せん、あとは写真には見えてないポケットにUSBメモリも入ってます。外で小物を取り出して使う時も、こうしてマイスペースをさりげなく確保できちゃうあたりも素敵です。
ハリマウスは見た目的にちょっとお値段高い印象ですけど、封かん作業でセロテープをよく使うなら作業効率アップするのでおすすめです。
コメント
ぴらめこ様
「なんと、ハリマウスを使うと指紋がつかないのです。」を記事にしていただいて
ありがとうございます。
写真撮影もキレイにされていて内容も的確ですばらしいです
それとCGIも使えるなんて凄い人ですね
私は「生活に役に立つもの」を考えるのが好きで毎日そんなことばかり考えています
ハリマウスは約13年前から提案し始め、開発期間5年を経て製作致し、
2013年11月30日から発売した商品です
文具やプラスチック、金型の事はわかりませんでしたが
様々な失敗を経て製作に成功しました(今から思えば素人の人が金型やモデルの設計は
しない方が賢明です)今は日本全国の人に知っていただくことのほうが大変だということに気がつきました。
今は医療関連とか
次は住宅関連(特許の関係から今は何とは言えません)や、もっとちがう文具とかを考えたいです。
でも物事は「おもしろいから」「遊び的」「ついで」でやるのが丁度いい湯加減ですね
本当に楽しい記事をありがとうございました。
ハリマウス株式会社 坂本栄造
ハリマウス株式会社 坂本様
記事にコメントいただき、ありがとうございました。
開発期間5年ですか・・・
やはり、新しい文房具の開発というのはすごく大変なことなのですね。
私には何気なく使っている文房具はたくさんありますが、そういったお話を聞くとありがたみを感じます。
「こんなものがほしかった!」という自分にしっくりくる文房具に出会えると、宝物を見つけたようなそんな感覚に近いものがありますが、ハリマウスもそんな文房具のひとつでした。
ハマる人にはものすごくありがたい商品ですので、ぜひとも自信をもって販売されてほしいと思います。
商品を作った後に「日本全国の人に知っていただくこと」が大変だということ、とても共感します。webやチラシ制作をしている仕事柄、なんとかたくさん売れるようにできないか、というお客さんも多いですし・・
微力ですが、これからもブログでいい商品を紹介していけたらと思っています。
テープの入れ替えがうまくいかずに二度目から使えずにいます。
写真はテープが透明なのでどこまで差し込んだらよいのか見えません。
冨澤裕子さま こんにちは。
テープの透明度が高くてテープの位置が分かりにくかったですね。
基本的には、テープが歯車の位置のところまでついていればセットできるのですが、
以下の公式サイトの方に「■新しいテープのセット方法」がページの下の方に書かれていますので、よろしければそちらもご参照してみてください。
ハリマウスは修正テープのような使い方です|ご使用方法