2017年のEDiT、週間バーチカルタイプの手帳で各種ボールペンの裏移りチェックをしてみました。
いつもはEDiTの1日1ページタイプを使っていたんですけども、来年(2017年)の手帳は週間バーチカルへ変更してみました。同じEDiTだから使っている紙も同じかと思いきや、紙をめくってみると1日1ページの方よりも少しだけ厚く、色も若干オフホワイト気味なんですよね。
毎年恒例の手帳の裏移りチェック。
いや、紙の厚さはいいんですけども、紙が違うと今まで使えてたペンが使いにくくなったりすることがあるのです。相性が悪いペンは裏移りしちゃうとか、なんだか書きにくいとかがあるんですけども、こればっかりは実際に書いてみないとわからないのでひとまず試し書きしてみました。ちなみに下敷きは敷かずに試し書きしています。
ゲルインクボールペン。
ユニボール シグノ RT1 | ユニボール シグノ ノック式 | ゲルインクボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
細字でも角度に気を使わずに書けてインクがかすれることがなく、書いたあとに濡れてもにじみにくいのでマルチで使いやすいペンです。
裏移りはなし。
細字になるほどに少しカリカリとした硬さを感じるペンです。ただし乾きが早いので、紙や手を汚しにくいです。
0.4までなら全く裏移りしていないのですが、0.5以上になるとインクがたまった部分が若干しみ込んくる感じです。字を消し込んだり2度書きするとちょっと移っちゃうかなー。
サラサよりも乾きが早いらしいので買ってみたのですが、一番細くても0.5で、筆跡はやや太い印象。乾くのが早すぎるせいなのか、紙を選ぶのか、EDiTに使うとややかすれ気味になります。普通に書いている分にはわかりませんが、字を消すように2度書きしちゃうと完璧に裏移りします。癖のあるペンだなあという印象です。
ちなみに1日1ページタイプのEDiTでは、裏移りが激しくて使えませんでした。
ゲルインキボールペン替芯|商品紹介|ぺんてる株式会社※現在はサイトには替え芯のみ
軽いタッチでかすれることなく書けるのがエナージェルです。ただし、書いた後に水にぬれるとにじんでしまいます。0.4くらいまでの細さなら裏移りは気になりませんが、0.5以上の太さはやや裏移りが見えてきます。
ハイパーGも書き心地はエナージェル並みにすばらしいです。ただし、極細タイプがないのが残念なところ。0.5でもやや太字に感じるかも。インクの色が濃くてハッキリとかけるのと、濡れてもにじまないので手帳というより、あて名書きに向いているペンかも。
しかし、しっかりした筆跡なのに裏移りはありません。
スリッチ|商品紹介|ぺんてる株式会社
細字でもかすれることなくかけるいいペンです。しばらく使っていない細字のペンでも普通に書けるんですよね。
しかし、少々裏移りがおこることがあって今まであまり愛用してこなかったんですけども、週間バーチカルのEDiTなら裏移りもそれほど気にならない感じです。
ゲルインキボールペン ジュース | 筆記具 | ボールペン | ゲルインキボールペン | 製品情報 | PILOT
そんなに使うことがないペンですけども、インクだまりができると裏まで少し響いてきそうな感じです。サラサと同じくらいの感覚。
油性ボールペン。
スタイルフィット ホルダー | STYLE-FIT | ゲルインクボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
ジェットストリーム スタンダード | JETSTREAM 単色 | 油性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
0.5の方は大丈夫なんですけども、0.38の方が裏移り気味なんですよね。0.5も0.38も筆跡はそんなに太さは変わらないけど、0.38の方がなぜか書きやすいので多用しているんですけども、週間バーチカルに使うとやや裏移りが気になる感じがします。
多色・多機能ペン|プロダクト|ビック – Bic Japan
昔ながらのボールペンといった書き心地だけど、書けなくなる感じがないので時々使っています。2色ボールペンて珍しいのでつい買ってしまったというか。裏移りは全く気になりません。
ビクーニャはスリムな3色ボールペンがあるので、インクだまりさえできなければ一番持ち出しで愛用したいボールペンです。
濃くてしっかりしたラインなんですけども、裏移りはありません。もうちょっと細字なら手帳にも使いやすいんだけどなあ。
サインペン・筆ペン
ZEBRA | ゼブラ株式会社 | 紙用マッキー / 極細
名前書き油性ペンでおなじみのマッキーで、裏抜けしない紙用マッキーがあります。サインペンみたいなのにこれは本当に裏抜けしません。水性顔料なのでにじみませんし、紙以外の布やプラスチック、ガラスでも書けるので用途は広いです。
1日1ページEDiTの方は問題なかったんですけど、週間バーチカルの方は裏移りします。筆ペンは難しいっぽい。
プロッキー | PROCKEY | 水性サインペン | サインペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
紙用マッキー同様、裏移りしません。
細字の方がすぐにインク切れおこしちゃうんですけど、これも昔から愛されている使い勝手のいいペンですよね。
コピックはインクの濃さとのり具合が他とは違います。イラストで使うペンなのでちょっと特殊かもしれないですけども、1.0とサインペンなみの太字でも裏移りはしていません。
フリクションカラーズ | 筆記具 | カラーペン | 製品情報 | PILOT
サインペンの太さで、まったく裏移りの心配がなく使えるのはこのペンだけです。蛍光色じゃなくてちょっと太目のペンを探しているならものすごくおすすめです。EDiTに限らず、どの手帳にもノートにも安心して使えますよ。
蛍光ペン
製品紹介(Products):蛍光ペン | STAEDTLER Japan website!
フリクションライト | 筆記具 | サインペン・マーカー | 蛍光ペン | 製品情報 | PILOT
テキストサーファーゲル他の手帳だと裏抜けすることがあったんですが、EDiT週間バーチカルは裏移りしていません。
フリクションシリーズは蛍光ペンでも安定の裏抜けの心配なしです。
色は薄いけどどうしても裏移りが起こってしまうので他の手帳では敬遠していたんですが、EDiT週間バーチカルだと気にならないですね。
結局どれを使うのがいいの?
テストしたボールペンは、EDiTのB6サイズで週間バーチカルのページの1行は3.5mmしかないので、極細じゃないと書き込みにくいので細字を中心に試した結果でした。
また、サインペンなどのやや太めのペンは、自分仕様の区切り線を引っ張るときに使用しているのでテストに加えてみました。
油性ボールペンでも水性ゲルインクでも飛びぬけて裏移りするようなペンはなかったんですけども、強いて言えば裏抜けしにくさでいえば顔料系インク使っておけば大丈夫かなといった印象です。
水性顔料インクは紙の上に乗っかるイメージで、水性染料インクは紙にしみ込む性質があるので当たり前なんですけども、実際書いてみると水性染料系のインクの方が裏移りしやすい傾向ではありました。一回軽く書いただけでは気にならないんですが、筆圧が強かったり、間違って書いてしまったときに塗りつぶすと、これはいかんという感じになってしまいます。
ただし、細字になるほどどのタイプでも裏移りの区別はつきにくくなっていくので、なるべく極細をつかえばいいのでしょうか。
油性ボールペンはどれも色が裏移りすることはないんですけども、ジェットストリーム0.38が時間がたつと油が少しだけしみ込んでいるようなところが気になりました。0.5は大丈夫なんですけどね。今まではジェットストリームの0.38を使っていたんですけども、次の手帳はゲルインクの方がメインになりそうです。
こうして手帳を比べてみると、紙の厚さは1日1ページのEDiTの方が薄いのにひととおりのボールペンはもちろん、筆ペンでも裏移りが気にならなかったのは本当にすごいなと思います。紙の裏抜けしにくさは厚さだけじゃないんですね。
私としてはエナージェルの0.3かサラサの0.4、もしくはシグノの0.38あたりをメインに使おうかなと思ってます。特にネコ柄エナージェルが気に入ってるので、中身を入れ替えて使うのもアリかなとかよくないことを考え中です。
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