道路の雪もすっかり溶けて道端にはうっすら柔らかそうな草が生えて来る頃になると山菜の季節到来です。ちょうど家のじっちゃんが山わさびを採ってきてくれましたので、早速ポピュラーな醤油漬けを作ることにしました。
ご飯のおともにぴったりな、山わさびの醤油漬けの作り方、よかったらどぞ~♪
山わさびってなんだ?
私の住んでるこの辺では「山わさび」と読んでいますが、正式には「花わさび」の方が正しいのかもしれません。葉っぱが大きめの「葉わさび」や畑で育てる「わさび菜」とも違う種類ですね。
お刺身などでつかう、根っこの部分をすり下ろして使うワサビともちょっと違いまして、葉っぱと茎とお花の部分を主に食べます。
根っこ(ほんとに根なのかはわかりませんが)の部分はこんな感じになっています。小さいですけど、すり下ろせば立派なワサビとして使えますよ。
できればこの薬味として使える部分がいっぱい欲しいところですが、全部引き抜いてしまうと来年同じ場所に生えてきてくれなくなります。なので、必ず大本の根っこの部分は残して採ってくるのが山菜採りの鉄則でもあるので、ちょっとしかないのは仕方ありません。
葉っぱはこんな感じ。
全体像。もしゃもしゃっと生えてるみたい。
あのピリッとした辛みがたまらな~い、醤油漬けの作り方。
なんだかてんこ盛りにありますが、全部醤油漬けにしてみるとこんなもんか、っていう量になります。
そしてさすがは、じっちゃん。虫も食ってない良い状態で採ってきてくれてます。
春先の山菜は虫もほとんどついていません。まだ気温が低くてあんまり虫が産まれてきていないという話もありますが。
これからどんどん暖かくなってきて収穫のタイミングを逃すと、今度は虫たちが柔らかい葉っぱを食べに来てしまいますので、虫たちが食べに来る前に採りに行けると最高ですね。
基本敵に山菜はあんまり神経質にならなくても、たっぷりめの水で水洗いして土とか落としておけば、大丈夫です。たぶん。
洗ったら、根っこの部分を切り落として、茎や葉っぱ、花の部分を好きな大きさにちぎります。
包丁で切ってもいいんですが、ちぎった方が苦みが出にくいとか。
で、入れ物はステンレス製じゃない方がいいというのをどこかで聞きましたのでガラス製のボウルに入れました。ステンレス製だとやっぱり苦みがでるんだそうです。根っこの部分はすりおろすと普通のワサビとして使えるので、とっておいてもいいですよ。
がしがし塩もみします。目分量ですけど、塩は大さじ1~2くらいは使ったかな。
こんな風にしんなりして、汁が出てくるまで揉み込んでOKです。
ぎゅーっと汁気が無くなるまで絞ったら、ザルにいれて沸かし湯を全体にかけます。
熱湯をかけるとくすんでいた色味が鮮やかになります。
おっと、いつまでもお湯にさらしていてはダメですよ。煮えちゃって風味が逃げちゃいます。さっとお湯からあげて軽く冷ましたら、熱いですけど、ぎゅーってまた絞ります。
あんまり熱くて絞れない時は冷水にさっと通してもいいですね。くれぐれもさっと、手早くですよっ。
そして、必ずぎゅーっと絞ってください。
でもって、ザルに山わさびを入れてボウルや皿なんかを使って蓋をするように上を押さえながら降って、山わさびに刺激をあたえると辛み成分がよく出てくるらしいです。不思議。
これで下準備は完了。
あとは、お好みの醤油タレに下ごしらえした山わさびを入れればできあがり。1日置いてから食べると味が馴染んで、一層ごはんとよく合って食がすすみます♪
ちなみにわたしの醤油漬けのタレは、
醤油:みりん=1:2
にんにく=ひとかけら(みじんぎり)
鷹の爪=ひとつまみ
を軽く火にかけて馴染ませています。面倒な時はめんつゆ(原液)に漬けてもおいしいですよ。味が馴染めばいいので、分量はそこそこ山わさびが隠れるくらいの醤油ダレで十分です。
お好みで酢をちょっと足してもいいし、砂糖を少々入れる家もありますね。
これからの季節、産直のお店にもこの山わさび(花わさび)が並んでいることがあります。
もし、見かけたら怖がらず食べてみてくださいね。
ピリッとスッキリとした風味がちょっとクセになるおいしさですよ♪
産直コーナーなどで見かけたらぜひ買って調理してみてくださいね~
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