修正テープのような使い勝手で蛍光ペンのようにマーキングができるマーキングテープ「プチモジライナー」。単なるマーカーとして使うだけではもったいないと思うのです。
プチモジライナーは、修正テープのようにピーッと押し付けてなぞるだけで簡単に模様やラインが転写できるものです。多少は形は違いますけども、デコラッシュと同じシリーズのやつですね。
以前からあるデコラッシュは確かに使い勝手いいよなあと、可愛らしい女の子がデコラッシュコーナーの前でキャッキャしているところを横目でチラチラ見てはいました。
なぜかやたら手紙を書きたがっていた学生の頃ならともかく、何もかも出来る限りシンプルに済ませてしまおうとする今、こんなにカワイイ模様をどこに使えばいいのだろうと躊躇っていたのですが・・・ついに使う時が訪れてしまいました。
ファンシーな絵柄や模様のものではなく、普通にマーカーとしてとして使える「プチモジライナー」と出会ってしまったからです。
こんな感じで使います。
マーカーの幅は6mmと一般的な蛍光ペンと同じくらいの太さのラインがひけます。
インクではなくて薄いテープを転写している状態なので、使ってみるとシールのような厚みはないし、裏うつりを全く気にしなくていいんですよね。インクを乾くのを待つ必要もありません。ピーッと好きなだけラインをひいて、すぐにページをめくって裏面にも書き込みができます。
しかも専用の消しゴムを使えば、きれいに消せるっていうじゃありませんか。普通の消しゴムと何が違うのかよくわからないけど一緒に買ってみました。
プチモジライナーは、持っている修正テープやテープのりと比べると確かにプチサイズです。MONO noteの修正テープは、割と小さい方なんですけども、プチモジライナーはさらに小さいです。60円の消しゴムサイズくらいなので、邪魔にならない大きさなのがいいかも。
手帳やノートにもってこい。
テープを転写する時に力があまり入っていないときれいに転写できない時があるんですが、力加減は慣れで解消しました。
ペンで書いた文字の上からラインをひいて、失敗したら専用の消しゴムで気持ちよく取り除くことができます。普通に消しカスもでます。
字の上からテープを転写するので文字が見にくくなりそうな気もしますけども、淡い色合いのせいか、細字でも問題なくくっきりと字が見えるんですよね。
爪でカリカリやっても取れません。でも指の腹で強くこすればとれることもあるので、できるだけこすれるような場所での使用は避けた方がよいのかもしれません。
むやみにこすらず、普通に手帳やノートに使っている分にはちゃんと密着しているので問題はなさそうです。
フリクションライトとの比較。
ところで、似たような色合いで裏うつりがせず消すこともできる蛍光ペンといえば、フリクションのソフトカラーがあります。これまではそんなフリクションを使っていたわけですが、新しいものを使ってみるとついつい比べてしまうわけで・・・。
それぞれをちょっと比較してみました。
手帳(EDiT)で使う場合を想定して、実際に使用中のEDiTの手帳に書いてラインを引っ張っています。シグノRT1の0.28の超細字で書いた文字の上を双方でマーキング。
↑こっちはフリクションソフトカラーです。
フリクションの蛍光ペンの方は、こすると消える特殊なインク。細字だと分かりにくいですが、上からなぞると少し文字が曇る感じがあります。マットな質感というか。
また、書いた文字のインクが乾かないうちにラインをひくと少し字が伸びてしまうことがあります。蛍光ペンなのでラインの引き終わりにインクが溜まり、そこが乾きにくかったりします。
ただ、ペンとして扱えるのは携帯性がよいですし、慣れた使用感ですぐに消すことができたり、裏抜けの心配なく使える安心感は大きいです。
↑こっちはプチモジライナー。
プチモジライナーの方は、テープなので角度を変えてみると反射しているのがわかります。
文字の上にテープをかぶせているにも関わらず字が曇ってみえることはなく、意外とくっきりきれいなんですよね。テープの特性上インクの乾きを待つ必要がなく、地味にストレスを感じずに作業できるのはちょっといいかも。
消したくなった時は消しゴムが必要になるので、持ち歩く時に使うというより机に座って落ち着いて作業する時にいいかなといった感じです。
フリクションかプチモジライナーのどちらがいいか悪いかというより、自分の好みで決めればいい、・・・身もフタもないですがそれだけですね。
テープだとこんなことができる。
もしプチモジライナーを使うなら、ちょっと変わった使い方ができます。
通常、先に字を書いて後からラインをひき、消しゴムでこすると普通はこんな風に下地の字が残ってラインだけ消えます。
そこであえて順番を変えて、先にプチモジライナーでラインを引いてからその上にボールペンで字を書いてみます。書き込む順番は違っても、見た目はマーカーで色を付けていることには変わりません。
上の字が水性顔料インクのシグノRT1、下の方は油性ボールペンのジェットストリームで書いています。
ゲルインクボールペンだと、テープの上に書くとインクがなかなか乾かないので、こすれるとインクが伸びちゃいます。油性ボールペンだと、そういったことはないんですけども。
そしてテープの上から書いたものを消しゴムでこすると・・・
ラインも書いた字もきれいに消えてしまうんですよね。
消えないボールペンで書いているにも関わらず、消すことができるようになるというちょっと変わった使い方ができてしまいます。
しっかり消しゴムがけするとこの通り。ゲルインクボールペンの方はインクが少ししみこんでしまうせいか、多少残るものがありますが、油性ボールペンの方はきれいに消えます。
この特性で何ができるかというと・・・
例えば手帳に(仮)の予定を書き込む場合です。
写真はバーチカル手帳ですが、空白の予定表の部分に先にプチモジライナーをひきます。
そして上から「仮で書き込んでおく内容」を油性ボールペンで書き込みます。
・・・で、やっぱりその予定はなくなったわ、という場合は気にせず消しゴムで消すことができます。
しっかり消せばこれでまた予定は白紙に元通り。
つまり、プチモジライナーを使えば普通のペンで修正可能なスペースを作ることができるんですよね。ラインも6mmの幅がちょうどよくて、小さな手帳の枠にも使いやすいのですよ。
しかし仮の予定は、それこそ消せるボールペンと蛍光ペンのダブル使いで「フリクション」使えばいいじゃん、という話もありますけどもね。そんなにペンの本数増やしたくない事情もあったりするんです。
そこへプチモジライナーと普段使いのペンの2種類で、後から消せるという点を代用できるならそれもアリかも?ってなりませんかね。どうでしょ。
薄い紙の手帳にこそありがたい使い方ができる。
書いた内容が後から変更になることが分かっていれば、もちろん「ふせん」を使う方法もあります。
私もふせんは、しばらく使っていたんです。
こういう小さいタイプのものがあるので、これに書いてはペタペタ貼っておく。
しかし、端っこがピラピラするので、しおりや下敷きにひっかけて剥がれててしまうことが多くてですね。
ならばはがれないように全面にのりがついているテープタイプのフセンを切って使ったりしていたんですが、このタイプは「ふせん」に厚みがあるので、次ページに書き込みする時にボコボコが響くんですよ。
ふせんはラクに剥がして移動できる点がよかったりするんですが、もう少し薄手で手帳に使いやすい小さなサイズがあればなあ・・・と切実に願ってるんですけど、なかなか見つけられてない現状なのであります。
しかしプチモジライナーを使った場合は・・・
- 普通にマーカーとして使える。
- 消すことができる。
- マーキング時の厚みはさほど気にならず、テープの上からボールペンで字を書き込むと後から消すこともできる。
- ちょっとだけ目立たせられる感覚がいい。
・・・このあたりが私としては気に入ったポイントですけども、一番気に入ったところはテープだけど厚さが気にならなくて、ページにフィットする感覚が特にいいなと。しおりや下敷きを使ってもはがれてきませんしね。
何気にこれイイネと思わせてくれる面があって、普段使いにしてみようかなと前向きに検討中しているところであります。
ただし、プチモジライナーの注意書きに「テープの上からペンなどで書き込めません。」とあったので、実は推奨できることではないんだと思います。これをやる場合は、必ず使わないページで試してみて自己責任で・・・ということで。
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