書きやすいだけじゃなく、筆圧をかけずともかすれずに素早く書けるボールペンを選んでみました。
太さの善し悪しはこだわっていません。
裏抜け(裏移り)がしても構わないから、筆圧をかけなくてもハッキリとかけるボールペンを探しているところです。
ゼロ秒思考の練習。
数年前に流行った「ゼロ秒思考」っていうのを、今更ながらやってみてます。
自己啓発本は稀に読むんですけど、本に書いていることをやるかやらないかは結局自分次第なわけで、あんまり過信するのもなんだかなあって感じているうちは行動しないんですよね。タイミングっていうんでしょうか。
だいたいこのままじゃいかんぞと追い込まれて、本にたどり着いて、やっと身に染みてくるのであります。
そんなわけで、考えるスピードアップさせて次々に決断ができるようになりたいという思いにより、このゼロ秒思考の中で取り上げられている「A4用紙に決まった形式で1分以内に思いついたことを書き出す」ということを地味にやっております。
ちょっと検索すればやり方はでてくるくらい有名な方法なんですけども、本を読んだ方が理解できることは確かですね。そりゃそうか。
早く書くって難しい。
ざっくりいうと1分以内にA4用紙にメモを書けばいいだけ・・・と、簡単に誰にでもできそうな雰囲気を漂わせている方法ですけども、しかし実際やってみると、あまりのできなさにびっくりしました。
考えてることはいっぱいあるはずなのに手が動かないもどかしさときたら。全く書けないわけじゃないんですよ。時間をかければ書けます。でもそれじゃ何にもならないんですよ。大事なのは「用紙1枚1分以内」という時間制限を設けることで、トレーニングにつながるわけなので。
いきなりできるっていう人は、相当普段から「意識して考える」ってことをされてる方ですよね。
時計の秒針を眺めて息を止めていると1分って結構長く感じるんですけど、何か考え事をしたり作業をしたりしていると、1分ってあっという間です。
ゼロ秒思考の形に添ってタイトルを書いて日付を書いて・・・とやっている段階で「えーとどんなタイトルにしようかな。あれ今日は何日だったかな・・・?」とか考えてる時点で他のことがろくに書けずに即タイムアウトです。
時々サ~ッと頭に湧いてくる感情や願望、こうした方がいいんじゃないかっていう思いつきは、考えないでそのまま書き出す形じゃないと、1分には到底間に合わないんですよね。しかし頭では分かっているのに体が動かないのですよ。くやしい。
早く書くなら水性インク?!おすすめの3本。
そんなことから、とにかく少しでも早く書くためになんとかしたくなりました。
そこで超重要なのは筆記具なので、どれが自分にあっているか試してよさげなものを選んでみました。
PILOT Vコーン
本には「パイロットのVコーン」がおすすめされていました。
▼参考
Vコーン | 筆記具 | ボールペン | 水性ボールペン | 製品情報 | PILOT
文房具について書かれている他のブロガーさんもVコーンがいいっていう話をよく見かけるので、いつか使ってみようとか思っていたんですけど、これがなかなか店頭に売っていないのですよ。レアなボールペンなんですね。
ボールペン1本買うのにネットで買うのも気がひけるので、気に入ったらまとめ買いするのがいいのかも。
やっと見つけて初めて使ってみた感想は・・・
・思ってた以上にカリカリした書き味。筆圧をかけると摩擦を感じるけれど、筆圧をかけなくてもくっきりとしたラインがかける。本当にかすれにくい。
・細字タイプ(0.5mm)で一般的な水性ボールペンと同様の太さ。
・グリップが滑りやすいけど、細身なペンで軽量なので沢山書いても疲れにくい。
・キャップ式なのでキャップを外す手間はある。当然書き終えたらキャップをまたつけます。ちょっとキャップが硬い?
・インク漏れしやすいという話もみかける・・・?私はまだ使い始めたばかりなので、まだ問題はおこってません。
・インクがよく出るので筆圧をかけて書くと乾きにくいけど、軽い力で書いていると乾きにくさは気にならない。すぐ乾く。
・水性インクだけど耐水性がある。
・やや裏移りはする。
このようような感じでした。
A4のリサイクルの安いコピー用紙にメモを書いているときは、こんな細字でいいのかって感じたんですけども、筆圧をほとんどかけないようなミミズ文字でもちゃんと書けます。
早く書くにはそもそも筆圧をかけている場合ではないです。「細字でも軽い力でくっきり書ける」のがVコーンなのだなと思いました。
詰め替えインクはないので、完全に使い切りのペンなんですけども1本100円くらいで買えるのでコスパはそんなに悪くないかな。
ちなみに水性ボールペンならユニボールシグノ(三菱鉛筆)やサラサ(ZEBRA)やジュース(PILOT)などがありますけども、これらはある程度筆圧をかけないとかすれます。しっかりときれいな字を書きたい時はいいですけども、書くスピードを求めるなら低粘土の滑らかに書けることをうたっている油性ボールペンの方がまだストレスは感じません。
三菱uni uniball Air(ユニボールエア)
個人的に三菱uniのボールペンが好きなんですけども、ユニボールエアはもはやボールペンとは思えない感覚です。
▼参考
ユニボール エア | uni-ball AIR | 水性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
滑らかに書けるほうがいいのであえて太字の0.7を買って使っています。感想は以下のとおり。
・え?!これボールペンなの?っていうくらいサラサラ書ける。角度による摩擦を全く感じない。
・もはやサインペンのような感覚に近い。カリカリ感なし。
・筆圧の具合やペンの角度で0.4~0.6mmのラインで太さが変わる。余裕でミミズ文字が書ける。
・インクは紙によってはにじむ。
・裏移りする。
・キャップ式なのでキャップを外す手間はある。当然書き終えたらキャップをまたつけます。
・乾きは早い。
個人的には真っ白なA4用紙に大胆に書き込むなら、これくらいの太さと滑らかさがしっくりきます。
紙によっては滲みもあるし、裏抜けがかなり気になるので、ノートや手帳には私は使いません。
片面しか使わない用紙に、とにかく早く書きなぐりたい時はかなりいいです。筆圧の力加減で太さが変わるのが慣れない場合もあるかもしれません。しかし使い続けるほどにペン先がなじんで書きやすくなっていく不思議なペンでもあります。私のようにペンを立てずに角度を付けて書くような方にはおすすめですよ。
使い捨てタイプなので替え芯はありません。1本200円くらいです。インクは水性顔料インクなので耐水性・耐光性にすぐれています。(※商品パッケージに記載あり)
ぺんてる ENERGEL(エナージェル)1.0
エナージェルの書き心地はすばらしいです。太さと比例して滑らか度がアップしてる気がします。
今回はとにかく早く書くためには相当な滑らかさが必要なので、ここはあえて1.0を選択してみました。
感想は以下のとおり。
・なめらか具合がヤバい。(筆ペンかよ?!っていうくらいタッチが柔らかい)
・滑るように書ける。ワックスでもついているかのような感覚。
・若干でも筆圧をかけないとちょっとかすれる時もあるけど、1.0という太字であるがゆえ、そこはカバーできる。
・ノック式もあるのがありがたい。
・太字なのににじみがない。
・裏移りはする。
・乾きは早い。
エナージェル1.0は摩擦とは無縁のボールペンです。太字なせいか角度も全く気になりません。
これも裏抜けするインクなのでノートや手帳には使いませんが、速記に限らず、濃くはっきりと丁寧な字を書きたい時もオススメなボールペンですよ。知り合いの方は芳名帳専用のペンにしてました。
1本200円くらいです。
エナージェルはキャップ式のタイプのものあります。
専用替え芯があるので、まとめて買っておくとかなりお得です。(替芯:Pentel LR10/品番:XLR10-A)
▼参考
ゲルインキボールペン替芯|商品紹介|ぺんてる株式会社
使ってみた成果は・・?
個人的には書き出す用紙がA4と大きめなので太字が好みなのもあって、今のところ一番手に取りやすいのはこの中ではエナージェルです。
ノック式が普段から使い慣れてるからっていうのもあるのかも。ユニボールエアのふわっとした感覚も好きなんですけどね。ただ、どちらも太字すぎて小さな字を書くとつぶれます。
いろんなところで使える太さを思うならVコーンでしょうか。シンプルに1本デスクに置いておけば安心して使えるペンですね。
私が1分以内目指してメモ書きすると、自分にしか解読できない暗号みたいなものが出来上がります。まあ人に見せちゃいけないメモですから・・。あくまでも書きやすさと速さを求める・・・ということで今回はペンを選びました。
これらのペンを使うようになったら、メモ書きがかなりスムーズにできるようになりました。今のところ頑張っても4~5行書くのに1分30秒かかる・・・といった状況で。
短時間で集中して考えるもんだから、おかげさまで毎日ぐったりして寝つきがいいです。しばらく運動していなかったのを急に筋トレした時のような感覚に頭がなってるというか。お腹も減るんですよね・・・
本当に1分で6行とか書ける時がくるのかいなと半信半疑な部分もあるんですけども、とにかく継続してみようかと思ってます。
またいいペンが見つかったら、追記していきますね。
コメント
速記の場合、基本的にガシガシとある程度の筆圧をかけて書きつける必要があります。
その場合、万年筆が速記に向かないように、水性ボールペンも粘度が低く、向きません。
そうした用途にはBICの一番安いボールペンが向いていると思います。
ぜひ一度お試しください。
Bさん、こんにちは。
なるほど、BICのボールペンですね。早速探して見つけたら使ってみます。
ありがたい情報、ありがとうございます!
ノック式の水性で低筆圧でかすれないのは、コクヨのエラベレノかラミーのティポが良いようです。
ティポのリフィルは太いので他の軸に流用は無難しいですが、逆にティポの軸にはサラサなど多くのリフィルが使えます。割り箸を切って枕にして長さをかせげばパーカーやカランダッシュのゴリアットなどもなんとかなります。
油性ではオートのパーカータイプ0.3ミリがかすれにくいようですが、線が細いので早書きには使いにくいかもしれません。
油性、他には太字で、パーカーのクインクフローやゴリアットも低筆圧でかすれません。ゲルインクよりもかすれませんが、線はかなり薄くなってしまいます。
ゴリアットのブルーは赤光しない深い紺色で、とても趣味が良いかと思います。ちょっと癖がありますが。
ペリーさん、嬉しい情報ありがとうございます!
ちょっと視点を変えていろいろ使ってみたいと思いました。
コクヨのエラベルノはちょうど使ってみてますが、確かにかすれなくていい感じです。
ラミーのティポもいいんですね。デザインが好みなので興味あります。
パーカーのクインクフロー、ゴリアットも検討してみたいと思いました。
今まで水性ゲルインクの方を主力に考えていましたが、太字の油性ボールペンも良さそうですね。
ボールペン選びがまた楽しくなりそうです。