一旦頭の中を整理するため、紙に書き出す時に使っているのが、横置きの方眼罫ノートです。ノートはページが切り離せないのが困るので、レポート用紙のように一枚ずつ切り離せるレポートパッドかルーズリーフを好んで使っています。
数々のサイズや罫線のノートを始め、裏紙やコピー用紙などのコスパ重視で使ってみた時期もあったのですが、やはりA4サイズで方眼の罫線が入っているタイプが伸び伸び書けて使いやすいので、常備するようになりました。
その中で、方眼タイプの形式でオススメのものを集めてみました。
また、これらの方眼罫用紙に書いた内容は「どう扱うと整理しやすいのか」も含めて紹介します。
A4ヨコ置き・方眼罫のレポートパッド
横置きというなら長辺側に糊がついているタイプが最も無難に使えます。
コクヨノート 大人キャンパスノートパッド A4横70枚
サイズ | A4/ヨコ297×タテ210×厚8mm |
紙質と紙厚 | 中紙:上質紙(森林認証紙)70g/m2 |
収容枚数 | 70枚 |
表紙 | PP貼り板紙 |
製本 | ミシン目入 |
このシリーズは淡いグレーの方眼罫なのですが、細めのボールペンを使っても罫線が邪魔にならないくらいの絶妙な濃さが秀逸です。
上部にテーマや日付、タイトルなどを書き込めるスペースがあると、内容を分別しやすいところがよいです。ビジネス向けのキャンパスシリーズにはタイトル枠はどれもこんな風にタイトルが書ける余白がついてます。
ミシン目が入っていてカットオフして使えるのですが、細かいミシン目なので切り取った後も違和感が残りません。切り取った状態でちょうどA4サイズになるようにできています。
さすがはノートの定番キャンパスシリーズだけあって、とにかく紙質がすごくいいです。サラサラした手触りで、どの筆記具を使ってもペンを走らせやすく、書いてて気持ちがいいノートパッドです。
お気に入りの筆記具をガシガシ使うことができるのはポイント高し。
レポートパッドの用紙は薄いものが多いですが、コクヨのものは適度な厚め。裏抜けの心配は全くありません。ハリがある用紙なので端っこが折れにくくいのもいいです。
ナカバヤシ 高橋政史×ナカバヤシ ロジカルシンクノート A4 70枚
「A4天ノリタイプ」というのが2種類あって、ブルー罫とグレー罫が選べます。ブルーのほうが色が薄いです。上部にタイトル枠あり。
サイズ | A4/ヨコ297×タテ210×厚8mm |
紙質と紙厚 | 上質紙81.4g/m |
収容枚数 | 70枚 |
ウラ表紙 | ボード紙・600g/m2 |
製本 | 天ノリ製本・背クロス貼り |
薄いブルーはコピーに移りにくく、グレーは写りやすいので罫線の色は用途に合わせて選んでもらっていいと思います。私はブルーの方が好きですね。
紙質は上質紙81.4g/mなのでハリのある厚さになります。
100円ショップはコスパがいいのか?
ダイソーでもレポートパッドを見つけたことがありました。稀に見かける程度なのでおすすめはできませんが、個人的には嫌いじゃないレポートパッドでした。
縦置きはわりと見かけますけど、全面方眼罫の「横置き」は珍しい。ちょっとデザインがプロジェクトペーパーに寄せてるような・・?縦置きタイプであればたまに良さげなタイプがあります。
今は販売されてませんが、時々当たり商品があるので100円ショップも侮れません。
罫線の色が薄いタイプなら、多少の紙質は我慢できます。低コストなコピー用紙よりも薄い紙という感じの質感。
淡いブルーの5mm方眼罫という薄い色合いはすごく好みでした。コクヨやナカバヤシ、マルマンの書き心地に慣れていると不満のでそうな紙質ですが、書き捨てる気持ちで使うならありかと思います。
ところが、また買おう!と他のダイソーを覗いてみると全く置いてないのですよ。なかなかレアな商品でした。でも100均てそういうもの。
A4タテ置きのレポートパッドを横向きに使う
横置き専用はちょっと高いのがネックです。ここぞという時に使うなら良いのですが、落書きのように吐き出して書き捨てるような使い方をするのは、少々気が引けてしまう。
そこで提案したいのが、タテ置きタイプを横向きに使うやり方です。
向きに慣れが必要ですが、基本的には私はこの方式で使っています。
右利きであれば、綴じ部分は左に。左利きの方は右側に綴じ部分を配置するだけ。タイトルスペース付きの用紙はそれをやると違和感があるので、全面に罫線が入っているタイプを選びましょう。
罫線がかなり薄めのProject Paper(プロジェクトペーパー)
プロジェクトペーパーは罫線がすごく薄いです。まったく邪魔になりません。
サイズ | A4/タテ |
紙質と紙厚 | 特抄上質紙64g/m² |
収容枚数 | 100枚 |
プロジェクトペーパーは定番中の定番のレポートパッド。5ミリ方眼だけなく10ミリ方眼タイプも扱っています。あらゆるサイズがそろっているメーカーなのに、なぜかA4ヨコ置きタイプだけがない。なので、A4を使うならタテ。もしくはB4で妥協する・・ということになります。
紙の厚さは薄めなのですが、大変なめらかな手触り。油性・水性問わずボールペンは馴染みますし、鉛筆でも書きやすいし、消しゴムも使いやすいです。方眼罫の色はかなり薄めのブルー。一番罫線が気にならないのはプロジェクトペーパーですね。
このシリーズのメモ帳が大好きでずっと使っています。罫線が薄いタイプは貴重です。迷ったらプロジェクトペーパーでしょう。
コスパで選ぶなら、エトランジェ ディ コスタリカ
「etranger di costarica」(エトランジェディコスタリカ)株式会社は、1985年に広島で設立された日本の文房具会社です。オシャレな雑貨が目を引きますが、意外と文房具もコスパがよく気軽に使えるメーカーのひとつです。
サイズ | A4/タテ |
紙質と紙厚 | 上質紙 |
収容枚数 | 100枚 |
罫線の色はグレーとブルーがあります。
罫線はプロジェクトペーパーよりもやや濃く、コクヨキャンパスルーズリーフBIZ方眼罫の罫線よりも薄い。すごく微妙なところなのですが。
紙質はスベスベとまではいかないのですが、100円ショップのノートを使うよりはずっと質がいいです。プロジェクトペーパーよりは紙厚。染料インクのボールペンを使っても裏抜けしませんし、たっぷり大容量で使えるので置いていると安心できるノートパッドです。
しかしこの質でこの価格は大変自由度が高く使えます。
メーカーのサイトから直接買う場合、送料は比較的良心的な設定がされていますし、AmazonPayや楽天Payなどの支払いで使えるので、少額でも買いやすさがある。
よく使う方は、まとめ買いがおすすめです。
私もまとめ買いで常備中。
クレジットカード、AmazonPay、PayPay、楽天Pay、コンビニ払、代引き、銀行振込を用意してございます。ご希望にあわせて、各種ご利用ください
代引き:商品引渡時 銀行振込:ご注文確定後7日以内 コンビニ(番号端末式)・銀行ATM・ネットバンキング決済:ご注文確定後7日以内
参考 AmazonPayで買い物をするってこういう感じ。 | ぴらめこな生活
リングノートタイプで、時々切り離して使う
リングノートは表紙がしっかりしているので、保存時に立てかけておいても紙が曲がりません。折り返して使うことはもちろん、必要なページだけを切り取って使うパターンも対応できて、柔軟に扱えるのがミシン目入りノートのよさです。
マルマンノート スパイラルリングノート A4 80枚(ミシン目入り)
全面方眼罫。方眼の色はグレー。80枚もついてこの価格はコスパいいです。ミシン目がついているので、きれいに切り取れます。マルマンは紙質もいいし、罫線も薄いところがいいんですよね。
マルマン ノート ニーモシネA4方眼罫 70枚(ミシン目入り)
マルマンのニーモシネはちょっと高いけど、一度使うとやみつきになるという上質さがあります。インクの発色や馴染み方が一番いいのはニーモシネだと思います。
書き潰すための紙だからと安くてコスパのいい紙を求めてしまうところがありますが、腰を据えてしっかりとプランを綿密に練って考えたい時は、こういう気分が上がるものを使うのがおすすめ。お気に入りの万年筆で思考を巡らせる時間はなかなかいいものです。
また、何度も重ね書きするような状態で使う時もちょっと高めだけど耐久性のある紙質のものを選びましょう。
コクヨキャンパス ツインリングノート 大人キャンパス方眼罫A4 40枚(ミシン目入り)
表紙はタテ向きに作られていますが、タイトル欄が気にならなければ横置きにして使ってもいけます。携帯性をもとめるなら、40枚はかさばらなくていいですね。
同じシリーズでA5のリングノートも使ってますけども、大人キャンパスの方眼罫の色は相変わらず薄くて使いやすいです。
オキナ プロジェクトリングノートA4 50枚(ミシン目つき)
安定のプロジェクトペーパーのシリーズの1つです。ノートなのにブルーの方眼罫というだけで嬉しくなってしまいます。そして以前はなかったミシン目入りも便利。ファンも多いノートです。
ルーズリーフタイプ
バインダーで管理するならルーズリーフも選択肢に入って来ると思います。
ルーズリングなどを使えばオリジナルの折り返せるリングノートを作ることもできます。
一般的なバインダーは折り返して使うことができませんが、カール事務器の「ルーズリング」を使ったり、キングジムのテフレーヌを使うことでルングノートのような使い方ができます。
テフレーヌは、以下のものです。真ん中に空間があり、見開きで使う時に邪魔にならない配慮が施されています。
こういったものと合わせてルーズリーフを使えば、バインダーのかさばる感じに悩まされずに済みます。
コクヨキャンパスルーズリーフ BIZ方眼罫A4100枚入 30穴
見出し・日付が書けるスペースがあります。100枚でこの価格はお得。
コクヨ Campus ルーズリーフ さらさら書ける 5mm方眼罫 A4 50枚
コクヨの品質の良い方のルーズリーフです。これはまだ使ったことはないのでいずれ使ってみたいです。
マルマン A4 ルーズリーフ 5mm方眼罫 100枚
書き味にこだわりたいならマルマンの紙おすすめです。厚みがあってちょっと高級感あります。コクヨの方と比べると罫線はかなり薄いです。
切り離したページの保管と管理
私は最初からページが繋がっているノートよりも、1枚ずつ切り離して使えるレポート用紙などを多く活用しています。
ページを切り離してしまうと不便なイメージがあるかもしれませんが、最初から書く内容のカテゴリーが決まっていない場合は、後から振り分ける方式のほうが返って整理しやすいからです。
最初から綴じられたノートは、カテゴリーを分けて数冊用意する必要が出てくるのが厄介でこの方式にしました。
クリップノートを使えば、後から必要な箇所だけ抜粋して自分がわかりやすいノートを作れます。
進行中の書類の束は、なるべく管理がしやすいファイルに挟みます。
見た目は普通のファイルなんですけど、これを使うと中身を放置しない仕組みホルダーインを使ってから、クリアファイルでバラバラに保管するよりも中身の入れ替えが捗るように
また、すべての手書きメモを現物で取っておくわけではなく、以後も必要になりそうなものはスキャナで取り込んでデータ化しています。
普通のノートの使い方にしっくりきていないなら、参考にしてみてください。
まとめ
他にも安さをもとめるなら100円ショップや無印良品のルーズリーフなどがあるのですが、仕事で使うメモは毎日取るものなので、紙質はなるべく上質なものをおすすめします。
書いている時の感じが心地よいと、ペンが走ります。特に考え事をまとめるときは、その過程を楽しめることも大事だと思うんですよね。
安さで選んでしまうと鉛筆で書いたものが消えにくかったり、いつも使っているペンがにじんでしまうなどの弊害も起こりやすい。道具にこだわりが出てくると、書く楽しさもひとしお。
ぜひお気に入りのメーカーを見つけて、自分の手に馴染む好みの筆記具でたくさん書いて、集中して考え事に勤しみましょう。
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